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BRAIDED CARBON STRUCTURE

PERFECTION
WOVEN INTO
EVERY STRAND

カーボン編み込み構造
1本1本の繊維を活かす構造

カーボンバイクを作る工法は2つあります。
標準的な方法とタイム社の方法です。
20年以上にわたり、私たちはテクノロジーと製造工程を磨き上げてきました。独自のアプローチの核心は、自社の編み機でカーボン繊維を編み込む手法にあります。

THE STRUCTURAL INTEGRITY OF CONTINUOUS FIBRES

構造上の一体性: 途切れることのない繊維

 

複数の方向に複雑に繊維を編み込む工法をカーボン編み込み構造と呼んでいます。このチューブ状の素材は、異なる素材を組み合わせるのに有利なのです。16種の繊維を採用して完璧な積層構造を作りあげました。

このプロセスが、自転車界では前代未聞のことを可能にしました。
構造体の端から端まで、途切れることなく繊維を配置する構造です。編み込まれた何層もの長い繊維がステアリングコラムの上から下りてきてフォーククラウンに達し、その先で左右の脚に分かれていきます。無駄なオーバーラップはありません。プレプレグの生地を貼り合わせる標準的な工法の場合、生地と生地の継ぎ目に弱さを抱えている恐れがあります。

UTILISING DIFFERENT TYPES OF FIBRE TO CREATE A BETTER FRAME

各種の繊維を使って、いいフレームを作る

 

カーボン繊維編み込み構造によって「素材のチューニング」が可能になります。ドライカーボンの成型工程で樹脂を含浸させます。高弾性率(HM)カーボン繊維、高強度(HS)カーボン繊維、さらに強化のためのケブラー©を1つのチューブに編み込むことができます。ヴェクトラン©等の新素材が利用可能になると、すぐにテストし採用することができるのです。

標準的なプレプレグ構造は、カーボン繊維メーカーが提供する数種類の素材に限定され、異なる供給元からの繊維を合わせて使うことは、各社が独自の樹脂を使うためほぼ不可能でした。
トップレベルのプリプレグフレームは何百もの驚くほど複雑なパターン化されたプリプレグ生地で構成されていますが、どこにでもあるHMとHS繊維を単一方向あるいは3K織りカーボンなどの形で使用し、3つ以上の異なる材料を使用することはまれです。

 

OUR FRAMES CAN USE ENDLESS
COMBINATIONS OF:

私たちのフレームでは、以下の無限の組み合わせを使用することができます。

高弾性率繊維
フレームの最適な剛性を得るために使用されます。360〜450 GPaの範囲の繊維を採用。

高強度繊維
剛性と強度のバランスをとるために使用します。繊維強度が3.5 GPaから4.8 GPaの範囲で破断伸度は1.5%以上。

超高強度

主要箇所での丈夫さを高めるために、繊維強度を3.0 GPaから6 GPaの間に保ち、破断伸度は2.8%以上。

例:
カーボンM46 JB
カーボンM55 JB
カーボン UMS 65
例:
カーボンT700S
カーボンT800
カーボン IMS 65
例:
ベクトラン
アラミド
ジロン
ピロピル

COMPLETE CONTROL

完全なコントロール

 

柔軟性を持つ、ドライな素材からスタート
積層製作時に素材を完全にコントロールできます。しわを取り除き、オーバーラップや繊維の配置のやり直しも可能です。プリプレグ素材では、あらかじめ含浸させた樹脂がくっつき合うのでやり直しができません。同時に、湾曲した形状に合わせることが困難です。応力が集中するエリアに、何百枚もの小さなパッチを貼り付けていかなくてはいけません。ヘルメットの表面に接着テープを貼ることと、伸縮性のある生地をかぶせる作業の違いを想像してみればお分かりいただけるでしょう。

 

MANIPULATING THE WEAVE TO CHANGE RIGIDITY AND COMPLIANCE

編み方を工夫して剛性と形状をコントロールする

 

「ソックス」を編むことで繊維の方向をコントロールすることは、複合素材の剛性と方向性を調整するためのシンプルかつエレガントな方法です。積層時にチューブの方向に伸ばしたり縮めたりすることで両端部分での物性を変化させることもできます。プリプレグ積層の場合、カーボンシートを様々な角度で重ねることで同じ効果を目指します。しかし全体構造のなかで、シート周辺部のつなぎ目が弱い箇所となります。

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